※この記事は、2020年に公開した記事を、2026年8月に内容を確認してリライトしたものです。
車を初めて買おうと思っても、
排気量、燃費、重量税、車検、タイヤサイズ・・・。
知らない言葉が次々に出てきます。
車のことが全然分からない方にとっては、何を基準に考えればいいのか迷うこともあると思います。
そこで、最初に一つだけ覚えるなら、
車が大きくなるほど、維持費も高くなりやすい
というイメージを持っておくと、車を選ぶときの目安になります。
もちろん、すべての費用が車体の大きさだけで決まるわけではありません。
税金は排気量、車検時に支払う税金の一部は車両重量、高速料金は車種区分など、それぞれ決まり方が違います。
それでも、タイヤ、燃料、オイル、税金、洗車などをまとめて考えると、大きな車ほど少しずつお金がかかりやすくなる傾向があります。
この記事では、細かい仕組みを覚える前の「最初の物差し」として、できるだけ簡単にお話しします🦒
先に結論|大きな車は、いろいろな費用が少しずつ高くなりやすい
車には、買ったあともいろいろなお金がかかります。
たとえば、こんな費用です。
- タイヤやエンジンオイルなどの部品代
- ガソリン代
- 自動車税や自動車重量税
- 車検や整備にかかる費用
- 高速道路の料金
- コーティングや洗車の料金
一つひとつを見ると、車の大きさとは別の条件で決まる費用もあります。
ただ、車が大きくなると、
- タイヤも大きくなる
- 車体も重くなりやすい
- 排気量も大きくなりやすい
- 必要なオイルの量も増えることがある
- 洗う面積も広くなる
といった変化が重なります。
その結果、全体として維持費も高くなりやすい。
まずは、そのくらいのイメージで考えてみると分かりやすいと思います。
タイヤは大きくなるほど高くなることがある
車が大きくなると、装着するタイヤも大きくなることがあります。
タイヤの価格は、メーカー、性能、販売店などによって違います。
そのため、サイズだけで値段が決まるわけではありません。
それでも、同じようなメーカーや性能で比べた場合、大きなタイヤのほうが高くなることがあります。
タイヤは一度買ったら終わりではなく、すり減ったり古くなったりすれば交換が必要です。
車を買う前にタイヤの値段まで考える方は、あまり多くないかもしれません。
でも、長く乗るなら、あとからかかる費用の一つとして見ておきたいところです。
ガソリン代は、車の大きさだけでなく燃費と走る距離で変わる
一般的には、大きくて重い車ほど、動かすために多くの燃料が必要になることがあります。
ただし、ガソリン代は車の大きさだけでは決まりません。
同じくらいの大きさでも、車種、エンジン、ハイブリッドかガソリン車か、運転の仕方などによって燃費は変わります。
また、燃費がよい車でも、たくさん走ればガソリン代は増えます。
そのため、
大きな車はガソリン代も高くなりやすい。ただし、実際にはカタログの燃費と自分が走る距離を確認する
くらいに考えておくとよいと思います。
国土交通省では、車種ごとの燃費性能を公表しています。
購入候補が決まったら、その車の燃費を確認できます。
税金は「見た目の大きさ」ではなく、排気量や重量で決まる
車にかかる税金には、いくつかの種類があります。
普通乗用車の自動車税は、主にエンジンの排気量によって税額が変わります。
自動車重量税は、その名前のとおり、車の重量などに応じて課税されます。
そのため、見た目が大きいという理由だけで、税金が決まるわけではありません。
ただ、大きな車は排気量が大きかったり、車体が重かったりすることがあります。
結果として、小さな車より税金が高くなることがあります。
細かい税額を最初から覚える必要はありません。
車の候補が決まった段階で、
- 排気量はどのくらいか
- 車両重量はどのくらいか
- 1年間の自動車税はいくらか
を販売店などで確認すれば大丈夫です。
車検代は、車の大きさだけでは決まらない
「大きな車ほど車検代が高い」と言われることがあります。
これは、完全に間違いというわけではありません。
ただし、車検にかかるお金は一つではありません。
- 検査にかかる手数料
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
- 点検や整備の料金
- 交換する部品の代金
などが合わさったものです。
このうち、自動車重量税は車の重量などによって変わります。
部品代や整備料金も、車種によって違うことがあります。
一方で、自賠責保険料や検査手数料など、単純に車体が大きいほど高くなるとは限らない費用もあります。
そのため、
大きな車は車検時の総額も高くなりやすいけれど、実際の金額は車種や整備内容で変わる
と考えるのが近いと思います。
高速料金は、車の大きさより車種区分で決まる
高速道路の料金には、「軽自動車等」「普通車」「中型車」などの車種区分があります。
軽自動車と普通車では、料金が違うことがあります。
一方、同じ普通車の区分であれば、コンパクトカーとミニバンで料金が変わる仕組みではありません。
ここは「大きな車ほど何でも高くなる」というイメージが、そのまま当てはまらないところです。
初めて車を買う方は、
軽自動車と普通車では高速料金が違うことがある。ただし、普通車同士なら車体の大きさだけで料金は変わらない
と覚えておけばよいと思います。
洗車やコーティングは、車が大きいほど高くなることがある
お店に洗車やコーティングをお願いする場合、車のサイズによって料金が分かれていることがあります。
車が大きくなれば、屋根やドアなど洗う面積も広くなります。
そのため、小さな車より料金が高くなることがあります。
もちろん、自分で洗車すれば、お店へ支払う費用は抑えられます。
ただ、大きな車は洗う範囲も広くなるため、時間や手間は増えるかもしれません。
お金だけでなく、維持する手間も少し大きくなる。
これも、車を選ぶときに考えておきたいところです。
軽自動車は安かった。でも、普通車は便利になった
私は以前、軽自動車に乗っていました。
その後、少し大きな普通車へ乗り換えました。
普通車に乗り換えると、人や荷物を載せやすくなり、車内にも余裕ができました。
便利になったと感じています。
一方、私の場合は、軽自動車のほうがタイヤ、燃料、税金などにかかるお金は安かったです。
普通車へ乗り換えて、車が大きくなると、一つひとつの費用が少しずつ変わるのだと実感しました。
大きな車が悪いわけではありません。
私自身、費用が上がっても、それと引き換えに、人や荷物を載せやすい便利さを得られました。
必要な人数、荷物の量、車の使い方によっては、大きな車のほうが暮らしに合うこともあります。
大切なのは、車両価格だけでなく、その便利さに対して、維持費がどのくらい変わるのかも知っておくことだと思います。
候補の車が決まったら、4つだけ確認すればいい
車について、最初から詳しくなる必要はありません。
気になる車が見つかったら、次の4つを確認してみます。
- 1年間の自動車税
- カタログに載っている燃費
- 交換用タイヤのおおよその価格
- 車検時にかかりそうな費用
販売店に、
この車を持ち続けると、毎年どのくらいのお金がかかりますか?
と聞いてみるのも一つです。
できれば、気になる車を2台ほど並べて比べます。
車両価格だけでなく、買ったあとの費用まで見ると、自分に合う車を考えやすくなります。
まとめ|最初は「大きな車ほど高くなりやすい」で考えていい
車の維持費は、車体の大きさだけで決まるものではありません。
税金は排気量や重量、高速料金は車種区分、ガソリン代は燃費や走行距離など、それぞれに細かい仕組みがあります。
それでも、車のことが全然分からない段階なら、
車が大きくなるほど、いろいろな費用も少しずつ高くなりやすい
と考えるところから始めてよいと思います。
最初は、ざっくりしたイメージを持つ。
気になる車が見つかったら、その車の税金、燃費、タイヤ、車検費用を詳しく調べる。
その順番なら、細かい言葉に迷いすぎず、車を選びやすくなるのではないでしょうか。
車の維持費を具体的に見直したい方は、こちらの記事にもまとめています。
→ 車の維持費を下げる豆知識10個|安全を削らず、ムダな出費を減らす
参考・出典
※税額、料金、燃費、車検費用などは、車種や登録時期、使用状況、制度改定などによって変わります。実際に購入するときは、販売店や各公式サイトでご確認いただければと思います。
※この記事は、私が長年車に乗り、軽自動車から普通車へ乗り換えた経験をもとに書いています。
ゆるきりん🦒
