「どこに相談すればいいか分からない」を解決したくてツールを作りました

福祉×子育て

「今日、スーパーの人と話しただけ」という一言から

福祉の現場で仕事をしている時に、幼児の子育てをしているお母さんと話す機会がありました。

子育ての大変さを聞いていると、こんな言葉が出てきたんです。

「最近、ちゃんと話したのスーパーの人だけかも」

笑いながら言っていたけれど、笑えない話でした。


赤ちゃんと2人きりで過ごす毎日。話し相手は夫だけ。でも夫は仕事で帰りが遅い。

誰にも頼れないまま、気づいたら追い詰められていた。そういう人が、世の中にたくさんいます。

選ぶだけで今の状況にあった相談先がわかるツールを作りました

夫婦で合わせて33年以上、福祉・子育て支援の現場で働いてきた経験をもとに、ツールを作りました。

選択肢をタップしていくだけ。むずかしい知識は要りません。使い方はシンプルです

👉 福祉サービス かんたんナビ

「誰のことで悩んでいますか?」から選ぶ
 → 自分・妊娠産後・子育て・高齢の親・障害のある家族

「今一番困っていることは?」を選ぶ
 → 育児ストレス・認知症・生活費など状況に近いものをタップ

相談先が表示される
 → 窓口名・特徴がまとめて出てきます

「戻る」ボタンで何度でもやり直せます。

*基本的にはお住いの自治体や医療機関に連絡となるのですが、中にはボタンを押せばすぐに相談できるようになっています。

相談をしない理由は「知らない」

現場で気づいたことがあります。

困っている人が相談に来ないのは、「相談したくないから」じゃないんです。

「どこに相談すればいいか分からない」——そういう人もいらっしゃいました。

産後のメンタルのことは保健センターで話せる。

育児ストレスは子ども家庭支援センターの心理相談が使える。

LINEで匿名で話せる窓口もある。

夜中でも電話できるホットラインもある。

でも、それを知らない人が多い。

しんどくなる前に!

福祉の世界には「予防」という考え方があります。

追い詰められてから動くより、ちょっと気になった段階で話してみるほうが、ずっと早く楽になれる。

相談って、限界になってから行くことも多いと思いますが

「まだ元気なうちにちょっと聞いてみようかな」が大切に思っています。

だから、まず知ってほしい。

使い方より先に、「こういう場所がある」と知っていれば、いざというときの動きが変わります。

「まだ大丈夫」な今こそ、使い時

このツールを作ったのは、困りきった人のためだけじゃありません。

むしろ「まだ大丈夫かな」という段階の人にも知っておいてほしいんです。

「話せる場所がある」と知るだけで、気持ちが変わる。

「スーパーで話しただけ」と笑っていたお母さんは相談窓口につながって何かが劇的に変わったわけじゃない。

「あぁそうなんだ。そういうもんですかねぇ~」「話せるだけでも助かりました」とおっしゃっていました

知らないことを知ること

それだけで力になるかもしれない。

このツールが、誰かの「ちょっと話してみようかな」のきっかけになれば嬉しいです。

*この記事は、夫婦合わせて33年以上の児童福祉・社会福祉の現場経験をもとに書いてみました🦒

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