株をやってみたいと思っても、いきなり100株をまとめて買うのは難しいことがあります。
そんなときに、1株から買えるのが楽天証券の「かぶミニ」です。
たとえば、1株1,000円の株を通常どおり100株買う場合は、10万円が必要です。
かぶミニなら、同じ株を1株分の約1,000円から買えます。
「この会社の株を買ってみたいけれど、100株分のお金は用意できない」というときにも、少ない金額から始められます。

楽天証券の画面では、「単元未満株」という名前で表示されることがあります。
難しく見えますが、ここでは「100株より少ない株数で買う方法」という意味で考えていきます。
かぶミニの買い方は、寄付取引とリアルタイム取引の2つです
かぶミニの売買手数料は無料です。
ただし、買い方によってスプレッドの有無が違います。
| 寄付取引 | リアルタイム取引 | |
|---|---|---|
| 売買手数料 | 無料 | 無料 |
| スプレッド | なし | 0.22% |
| 注文方法 | 成行のみ | 成行・指値 |
| いつ取引する? | 朝の最初の価格 | 取引時間中 |
| 選ぶ目安 | 時間や価格を細かく指定しなくてよい | 時間や価格を選びたい |

※2026年8月22日に確認した楽天証券の公式情報です。取り扱う銘柄や条件は変更されることがあります。
難しい言葉は、これだけ分かれば読み進められます
| 言葉 | この記事での意味 |
|---|---|
| 寄付(よりつき) | 朝、最初に付く価格 |
| 成行(なりゆき) | 値段を指定せずに注文する方法 |
| 指値(さしね) | 「この金額なら買う・売る」と指定する方法 |
| スプレッド | 実際の売買価格に含まれる価格差 |
正式な仕組みを全部覚えなくても、まずは「いつ、どの価格で買いたいか」を考えれば選びやすくなります。
手数料無料でも、リアルタイム取引には0.22%の価格差があります
寄付取引とリアルタイム取引は、どちらも売買手数料が無料です。
違うのは、スプレッドです。
リアルタイム取引では、買うときは基準となる価格へ0.22%を上乗せし、売るときは0.22%を差し引いた価格で取引します。
別に請求書が届くのではなく、実際に売買する価格の中へ含まれます。
そのため、「手数料無料=どの買い方でも負担がまったく同じ」ではありません。
私は寄付注文でしか買えないと思っていました
私は、高配当株を少しずつ分散して買うために、かぶミニを使っています。
配当金を、日々の生活に少し使えるお金にしていきたいと考えているからです。
私は手数料無料のゼロコースへ変更していたため、「買うときにかかる費用は全部無料なのだろう」と思っていました。
ところが、かぶミニの説明にあった小さな注意書きで「0.22%」という数字を見つけました。
「今まで毎回0.22%かかっていたの?」と焦りました。
過去の注文を確認してみると、私が使っていたのは寄付注文でした。
ただ、スプレッドがないと知って選んだわけではありません。
寄付注文でしか買えないと思い込んで、そうしていただけです。
(ただの結果オーライでした・・・。)
急いで買わないなら、スプレッドのない寄付取引があります
寄付取引は、朝の最初に付く価格で取引する方法です。
注文できるのは、原則として17時から翌朝8時45分までです。
利用できるのは成行注文だけなので、買う価格を指定することはできません。
売買手数料は無料で、スプレッドもありません。
ただし、午前9時30分までに東証で値段が付かない場合や、特別気配の場合は、注文が成立せず失効することがあります。
時間や価格を選びたいなら、リアルタイム取引があります
リアルタイム取引は、東証で寄り付いた後の取引時間中に売買する方法です。
取引時間は、原則として9時から11時30分、12時30分から15時25分までです。
成行だけでなく、「この金額なら買う」と価格を決める指値も利用できます。
その代わり、実際に売買する価格には0.22%のスプレッドが含まれます。
すぐに取引したいときや、価格を指定したいときに選べる方法です。
注文画面で必要金額が多く見えても、寄付取引にスプレッドがかかったとは限りません
寄付取引では、実際に売買する価格へスプレッドはかかりません。
ただし、成行の買い注文を出すときは、株価が大きく動いても買えるように、0.22%を含む多めの金額が一時的に確保されます。
注文成立後、使わなかった分は戻ります。
注文時の必要金額だけを見て、「寄付注文にも0.22%かかった」と判断しなくて大丈夫です。
ゼロコースと、かぶミニの手数料無料は別の話です
ゼロコースは、通常の国内株式の売買手数料を無料にするための設定です。
かぶミニは、どの手数料コースを選んでいても、インターネットでの売買手数料が無料です。
ゼロコースでは、注文をどこへ出すか楽天証券へ任せる仕組みに同意します。
正式には「SOR」「Rクロス」と呼ばれますが、かぶミニの2つの買い方を選ぶうえでは、名前まで覚えなくても大丈夫です。
まずは、自分がどちらの注文を使っているか確認してみる
すぐに買う必要がなく、朝の最初の価格で取引できればよい場合は、スプレッドのない寄付取引があります。
取引する時間や価格を選びたい場合は、0.22%のスプレッドがあるリアルタイム取引があります。
どちらか一方が正解というより、何を優先するかで選び方が変わります。
私は「0.22%」という数字だけを見て、今までの取引すべてに費用がかかっていたと思いかけました。
まずは過去の注文内容で、自分がどちらを使っているか確認すると整理しやすいと思います。
手数料無料という言葉だけで終わらせず、中身を少し知る。
それだけで、自分に合った買い方を選びやすくなるのだと思います。
※かぶミニはNISAの成長投資枠でも利用できます。ただし、NISAを使ってもリアルタイム取引のスプレッドはなくなりません。
※この記事は、私自身の利用経験と、2026年8月22日に確認した楽天証券・日本取引所グループの公式情報をもとに書いています。実際の取引前には、最新情報をご確認いただければと思います。
ゆるきりん🦒
