【舟を編む(133分)】ハートフルなヒューマン映画

映画

チョベリグな映画の1つ舟を編むふねをあむのご紹介です!

テーマ、地味! これ以上、地味なテーマの映画はあるでしょうか?

そして、しずかーーーな映画!盛りあがりがピークに達しない感じ(笑)

しかし多才・コミカル・様々な心模様などなど、グッ!ときます

映画を見た後、どのシーン・どの登場人物がと話して盛りあがれます。

基本は大人向けかと思いますが、中学生以上なら大丈夫かな?とも思います。

2000年前後の懐かしさ挿入曲一瞬の意外な出演者、そんなところも楽しめます

どんな映画か…

「辞書を新しく作る」というのが題材(テーマ)です。

出版社勤めの冴えない主人公(馬締まじめ)が、人気のない辞書編集部への異動となり物語は始まります。

時代は、電子化の流れ。(ガラケー始まり~全盛の頃でしょうか)

そんな新しい時代の始まりに、紙の辞書の編集・出版はうまくいくのか。ナウいのか。

冴えない主人公の、才能・秘めた情熱・プチ恋愛・夢おう姿・笑える人物像

そして主人公に負けず劣らずの存在感のある同僚や仲間の多才さ・それぞれの心模様・ライフストーリーが垣間見えます。

辞書を作るのに15年という歳月

人生で15年ともあれば色々なことが起こります。自分も、同僚も、会社も、時代も

会社・部署の苦境、登場人物の喜怒哀楽、新しい辞書の発刊はなるのか!?

全般通して、しずかーーーな物語。

はたして、どんなクライマックスなのか、是非、見ていただきたいです!

映画の情報

【基本】 2013年公開 / ほっこりハートフル系

原作】 「舟を編む」三浦しをん(光文社刊) 2012年本屋大賞

     第135回直木賞を「まほろ駅前多田便利軒」で受賞作家

【監督】 石井裕也

     第37回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞(ほか6冠)

【キャスト】 松田龍平宮崎あおいオダギリジョー小林薫加藤剛渡辺美佐子

       八千草薫/池脇千鶴/黒木華/鶴見辰吾/麻生久美子/他/ 

感想&ロケ地

映画は、めちゃめちゃ静かで盛りあがりはどこ??

ちょっと笑いもありながら

なにより、かっちょいい!

辞書編集にかかわっていたメンバー全員が際立っているんです。

仕事へのスタンス、一人一人の個性や考え方、得手不得手の活かし支えあう様子

ふと、また見たいなと思ったり

たまーに、BGM代わりに部屋で流しておいたりもしてます。

特に1番感動したの「用例採集のシーン

用例採集とは、辞書に載せる言葉を世の中・世間からピックアップしてくること。

おっさん2人が現代の言葉の最先端を生きる女子高生が話をしているすぐ後ろに座って

「なんだあの言葉は」と思いつつも「現代において流行している言葉」と採用したり

「憮然」という言葉は、元の意味と現代の意味では違う意味で使われるようになった

など、言葉を扱う立場の人間として、

みんなが使う辞書としてふさわしいのかふさわしくないのか

みんなが使い始めている言葉なのだから載せる方がいいだろう

そんな、やり取りがあります。

このシーンから、柔軟な考え方・スタンスは忘れてはなるまいと思いました。

今だと、「ら」抜き言葉、「マジ卍」、「○○(草)」という所でしょうか。

「なんだそれ?おかしいでしょ?意味が分からない」と思いがちですが

言葉には元の意味があることは押さえつつ、進化・変容することはある

ならば、言葉は柔軟に取り扱っていくべきなのではないか

物事を柔軟に受けとめていける人間の方が

素敵ではないだろうか

宮崎あおいさんをお嫁さんにしたい、とも

そして、映画に影響されて国語辞書すぐに買いました。

辞書を作るってこういう風にしているんだなぁ

言葉を集め意味や用例を考え、何度も校正し、紙にこだわる、10数年編集にかかる…

知らない世界のお話としても、楽しめるのではないかと思います。

主人公(馬締)の下宿先(早雲荘)のロケ地は、文京区にある鳳明館寮という所だそうです。

職場の先輩曰く「東京大学の近くだった」とのことでした。

近くに行くような時には探してみようかと思います。

ありよりのあり、大好きな映画「舟を編む」のご紹介でした!

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