今日はほっこり優しい気持ちになれる小説と小説にまつわるお店や映画を紹介したいと思います。
【小説】『 虹の岬の喫茶店』森沢明夫著
小さな喫茶店に集まってくる人々の人生が描かれています
喫茶店の女店主が絶品の珈琲と音楽でおもてなし
温かい空気が流れ、皆次第に心もときほぐされていくようすが描かれています。
章ごとに季節とテーマの音楽が設定されており、それもまた、ストーリーにマッチしてより引き込まれます。
BGMに小説に出てくる音楽を流しながら読むのも一段と素敵なおうち時間となるのではないでしょうか。
誰しもが抱える人には言えない悩みや葛藤、、、人との出会いや何気ない言葉に救われる。小説にちりばめられた心温まる言葉に、忙しい日々の中ふと立ち止まって気づかされるものがありました。
【映画】『ふしぎな岬の物語』
そして、この小説は2014年に吉永小百合主演で映画化されています。
他笑福亭鶴瓶、竹内結子、阿部寛…と豪華メンバーが出演し、千葉県明鐘岬を中心に撮影が行われ、実際のお店や景色も見どころです。
第38回モントリオール世界映画祭で審査員特別賞グランプリとエキュメニカル審査員賞を受賞したそうです。
そして、なんとこの小説の舞台となった喫茶店が千葉の鋸南町にあるのです!
【喫茶店】『音楽とコーヒーの店 岬』
小説を読んだ後でも読まなくても、温かいお店の雰囲気と絶景を求めに安心して外出できるようになった際には、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
⇧地図で見ても本当に”岬”にある喫茶店です。(笑)
入口は分かりにくく本当にやっているかな?と思うような場所にありますが、ここにしかない雰囲気を味わえます。
【絵本】『虹の森のミミっち』森沢明夫作・加藤美紀絵
森沢明夫さんの書いた絵本を見つけ、小説の第一章で幼い娘が父に読み聞かせをお願いしていた絵本かな?と思い、見つけたとたんすぐさま購入しました。
期待していた小説に登場する絵本のフレーズは出てきませんでしたが、泣き虫なウサギがおばあちゃんのために困難に立ち向かう心温まるストーリーでした。
~いちばん大事なことはね、目の前の困っている人に、親切にしてあげることだよ。~(絵本より)
森沢明夫さんらしく優しくて温かい胸にひびく言葉。
愛情、勇気、思いやり…年長さんくらいからの読み聞かせにも、もってこいの一冊だと思います。
小説、映画、喫茶店、絵本、どれをとってもきっと優しく温かい気持ちにさせてくれると思います。
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