30代になりマイホームを買おうかなぁと
ぼんやりと思い色々調べて購入に至りました。
しかし、よく分からないことだらけ…
教えてくれる人も中々いないですし…
自分が買う時に気付いたポイントが少しでも参考になれば幸いです。
こういったところを見ていくといいかなと思うことを
おおまかに記していきます。
買わないということも含めて、どんな選択も「正解」であると思うので
一つの考え方として参考にしていっていただければと思います。
なにごとも相場観(≒そんなもんか)を身につけるのは大切です。
ちなみに、私は中古のマンションを買いました。
ハザードマップを必ず確認(最重要)
一軒家でもマンションでも新築でも中古でも
家を買う検討の際に最優先で確認した方がいいもの
それがハザードマップだと思います。
近年、日本で自然災害が多いのはニュースや体感としてあるかと思います。
台風・洪水・強風・土砂崩れなどで建物が被害を受けていますよね。
せっかく買ったマイホームや家族の安否が災害のたびに心配になるのは避けたいですね。
実際に自然災害による補償金支払いが多くなっているので
保険会社側が保険金の値上げを連発しています。
ハザードマップとは?
災害被害を想定した地図です。
各自治体が作成していると思います。
国道交通省が運営するサイトが
見やすいのでオススメです!
持ち家-賃貸物件の比較
持ち家 | 賃貸 | |
メリット | 造りが比較的しっかりしている 寒い・暑いが軽減 更新費がない 内装をいじれる | 引っ越ししやすい 税金がかからない 管理・修繕費は基本は大家さん |
デメリット | 引越ししずらい 税金がかかる 管理・修繕費を積み立てる | 造りが簡易的なもの多い 寒い・暑いが辛い 更新費がある 内装をいじりにくい |
今までの一人暮らしの経験から
賃貸物件と持ち家だと断熱性・気密性に違いを一番感じました。
さすがに持ち家の方が寒くない・暑くないと感じます。
一軒家-マンションの比較
一軒家 | マンション | |
メリット | 土地は資産 生活音を気にしないで良い 庭や駐車場がある 自由度が高い | 管理人がいる 防犯面で安心感もちやすい 業者が建物をメンテナンスする ワンフロアで上下階の移動がない 共有設備がある(ゲストルームなど) ゴミをいつでも出しておけることが多い |
デメリット | 管理人がいない 防犯面で安心感が少し低い 自分で建物をメンテナンスする 家の中で上の階への移動がある ゴミは早朝に出さないといけないことがある | 上下階の生活音を気にしがち 管理組合(住人同士)の役割がある 良くも悪くも住人同士の目がある 庭や駐車場は費用が掛かる |
ポジショントークになりますが、中古マンションを買った私としては
マンションの「ワンフロア」「ゴミをいつでも出しておける」な点は便利だなと感じています。
家の中で上下の移動がない・掃除が比較的楽だなと感じています。
流行りのロボット掃除機もワンフロアだと1台があちこち動き回ってくれます。
ゴミを出したいタイミングで出しておけるのは地味に高ポイント。
〇曜日に□□ゴミ出すの忘れないようにしなきゃ、と思い続けなくていいです。
一方、一軒家は自分たちだけの物という面が強いので
お庭でバーベキューなど自由度が高いのはとても良いですね!
新築-中古の比較
新築 | 中古 | |
メリット | 誰も住んでいないのできれい 新耐震基準をクリアしている | 価格が割安 |
デメリット | 新築価格で価格が割高 | 前に住んでいた人の住み方できれいさが左右される 新耐震基準がクリアされているか? |
下の表を見ると、25年たつと新築マンション価格が底を打つということが分かるかと思います。
逆に「25年間は価格は下がる」と考えて検討するといいかと思います。
マンションは15年、一軒家は20年たつと価格が下がりずらくなると言われています。
巷で新築価格といって「新築一軒家・マンションは買った瞬間に10~20%OFF」と言われています
資産価値を考えておく
一軒家・マンションは新築だろうが中古だろうが
「90%、借金を背負うようなもの」という言葉があります。
都心の一等地は価値が上がり借金にならない状況があるそうです。
買った物の価値が下がるのは、家の場合の同じです。
新品・中古の洋服が買った時より、安く売ることになるのはイメージつきますよね。
新耐震基準をクリアしているかのチェック
中古住宅を検討する際は
新耐震基準(1981年6月)以降の建物か念頭に入れるといいです。
2021年現在だと築40年まで遡るのはOKですね!
住宅ローンは、リスクを誰が背負うかで選ぶ
固定金利、変動金利どっちがいいの?
固定金利は、金利がずっと変わらない=返済費用の変化なし
変動金利は、景気によって金利が変わる。
変動金利は、1996年ごろから固定金利より安い水準で推移しています。
色々な見解はあるのと、未来の金利が上がるか下がるかは誰にも分かりません。
そこで、この選択ポイントは「誰が金利の変動のリスクを背負うか」だと思います。
固定金利は、お金を貸す側(銀行)がリスクを負う
変動金利は、お金を借りる側がリスクを負う
変動金利の方が断然有利ですが、いつか金利が上がるかもしれないという時に
どうリスクを負うのかで考えると決断しやすいかと思います。
以下サイトも参考にしてみるといいと思います。
住宅ローンの繰り上げ返済はしなくていい
理由は「低金利だから」です。
繰り上げ返済したところで、金利が低いので返済に回しても効果が薄いからです。
繰り上げ返済を無理にして、日ごろの家計を圧迫するようならしなくていいと考えます。
ただ、繰り上げ返済するなら早い段階でするのが有利ではあります。
ボーナス払いは不要
毎月の支払いを抑えて、ボーナス入った時にがっつり返す方法。
「支払総額が毎月返済の方が少なくて済むので、ボーナス払いは不要」です。
毎月支払う額を抑えたい方は検討するといいかもしれません。
頭金は少なくていい
無理のない程度、なんなら頭金0円でもいい。
そう思います。
手元にお金がないと、いざという時に使えないからです。
頭金をできるだけ多く入れた方が
住宅ローンとして借金する額が減るので良く
返済総額も減るので良いのですが
無理はしないというのを優先した方がいいと考えます。
まとまった金額を支払いに使えるとなった時にすればいいと思います。
火災保険は必要、地震保険は不要
地震保険は「掛け金のわりに被災した際の保障が薄い&災害認定が狭いので不要」です。
「お金かけるだけのリターンが少ないので入らなくてOK」と考えます。
理由は、地震保険だけでは生活の立て直しはできないからです。
東日本大震災で全壊被害に遭った住宅の新築費用は、平均して約2,500万円で、それに対して公的支援として受給できるのは、善意による義援金をあわせても約400万円にとどまりました。
出典:内閣府 防災情報のページ 住宅・生活再建にはこんなにお金がかかる http://www.bousai.go.jp/kyoiku/hokenkyousai/hiyou.html
地震保険で補償される金額は「建物5000万円・家財1000万円」が限度です。
それじゃ、地震保険に入ったほうがいいのでは?
となりますが、そうとも言い切れないのです。
地震保険は火災保険に入るつけられるので、単体では入れないものです。
被災レベルは「全損>大半損>小半損>一部損」の4段階に分けられていて
東日本大震災の大災害で「全損扱いになったのはたったの約5%」です。
東日本大震災における建物・家財の全損の支払い件数が
全損が4万2,222件の4.9%
半損が20万6,333件の24.2%
一部損が60万4,643件の70.9%
(出典:【平成24年度日本保険学会大会】シンポジウム「巨大災害・巨大リスクと保険」 地震保険制度の諸課題 黒木松男氏 p.74)
2021年時点では保険料も値上げ傾向、支払いも限定的なので
地震保険に入るよりは、日ごろから貯金して備えておく方がベターだと言えます。
そのほか
①住宅ローン控除
10年間で400万円控除(戻ってくる)ので活用したいものです。
②住宅ローンの支払方法で元利均等?元金均等?
住宅ローン返済時に
金利の元となるお金から多く返す(元金均等支払い)
利息から多く返すか(元利均等支払い)
の違いです。
日ごろの家計に余裕があれば元金均等返済
日ごろの家計を優先するなら元利均等返済
そもそも一括支払いでローン組まない
現実的には一括支払い以外になることが多いですかね。
③ホームインスペクション(住宅診断)
新築でも中古でも、建物の構造がしっかりしているかどうかを
診断してくれるものだそうです。
私は知らなかったので活用していませんが
プロの目で見てもらうというのは安心感・後悔しない買い物ができるので
活用を検討してもいいと思います。
もう家を買う予定はないですが、もし買う時には使ってみようと思います。
まとめ
家を買った経験から
始めの頃に知っておいた方が
役立つかなと思うことを書いてみました。
誰も教えてくれないんですよね…
正直、まだ「???」という方がいると思いますが
色々な雑誌や動画を見て知識を深めていく時の参考になれば嬉しいです。
人生の中でも高い買い物になるのでじっくり考えて進めてもらえればと思います。
学んだことがあれば加筆・修正していきます!
では、また🦒
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